肩関節の痛みで悩んでいる方へ

肩関節のイメージ写真

中高齢の方だけでなく、比較的に若い方の中にも肩関節の痛みで悩んでいる方は非常にたくさんいます。
ただの肩こりだと思い、放置されている方も少なくないようです。

しかし、そのままにすると、痛みが長く続いたり、場合によっては肩が動かなくなってしまうこともあります。
薬やリハビリテーションで、より早く治すこともできますので、ご相談ください。

このような方はご相談ください

  • 肩の周辺が痛い
  • 肩を動かそうとすると痛みが走る
  • 腕に力が入らない
  • 手を上げることが出来ない
  • 寝ているときに、肩が痛くて起きたことがある
  • 肩関節の可動域が狭くなった
  • 転倒して肩が脱臼した など

代表的な肩関節疾患

肩関節周囲炎(五十肩、四十肩)

肩関節周囲炎は、一般的には五十肩とか四十肩と呼ばれています。
肩関節が痛んだり、関節の動きが悪くなり、運動制限が生じてきます。
動かした際の痛みが出るので、睡眠中にもちょっとした刺激で痛みが強まり、夜中に目覚めてしまう事もあります。

主な原因は、関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などが老化して肩関節周囲の組織に炎症が起きることと考えられていますが、詳しいところはよく分かっていません。
他の疾患が潜んでいることもあるので、肩関節の治療を多く手がけている専門医を受診することが大切です。

肩関節周囲炎の急性期に関しては、保存的治療が基本となります。
湿布や消炎鎮痛剤の処方、関節内へのステロイド剤注射やヒアルロン酸注射を行うことにより、炎症の軽減が見込めます。
そして、痛みが落ち着いてきた慢性期になったら、ホットパック等で温める温熱療法や、関節可動域訓練や筋力トレーニングなどの運動療法を行います。
関節に拘縮がみられたり関節の動きが悪いような場合には、手術を行うこともあります。